SECOND CAREER

セカンドキャリアについて

磯崎先生と山本院長

磯崎獣医師がノア動物病院を退職し、奈良動物医療センターの麻酔担当医としてのセカンドキャリアを歩むことになりました。
ノア動物病院で獣医師としての基礎を会得し、新たな環境へチャレンジされる磯崎先生を応援しています。

ノア動物病院は前向きに転職されるスタッフを応援しています。当院で培った経験を土台に新たなキャリアを歩まれる方は大歓迎です。

INTERVIEW

磯崎先生にインタビュー

磯崎先生

ノア動物病院にはトータルで何年在籍されましたか?

3年8ヶ月です。

転職を決意した背景について教えてください。

大学時代から麻酔学を学んでいましたが、卒業し臨床現場に出てからも、興味は変わらず、より専門性を高め、麻酔を仕事にしたいと言う目標をもっていました。今回ありがたいことに以前より麻酔の勉強に行かせていただいている動物病院より、麻酔科立ち上げの話をいただき転職を決意しました。

山本院長にはどのタイミングで報告されましたか?また、その時の反応はどんな感じでしたか?

麻酔科立ち上げのお話をいただいたのが、半期に一度の面談のタイミングでしたので、その際に転職を相談させていただきました。
山本院長は僕が元々麻酔学に興味を持ち、専門性を高めたいと思っていることを知っていたため、「いい話をもらえて良かったね。」と快く背中を押してくださりました。

ノア動物病院を辞めた後もお付き合いはあるのでしょうか?

常勤ではなくなりますが、今後も僕がこれまで携わった患者様のフォローアップや、転職先の動物病院での経験を活かし手術麻酔等のサポートをさせていただく予定です。

転職先の動物病院を選択された背景を聞かせてください

以前より転職先の動物病院で麻酔の研修を受けており、手術や検査麻酔の症例数も多く、また麻酔リスクの高い症例も多いため、質・量ともに充実した経験を積めるだろうということが1番の決め手でした。また、新たに麻酔科の立ち上げということで、自分で0から1を作っていくことも魅力的な仕事と感じました。

これからの意気込みをお聞かせください

まずは転職先の動物病院における麻酔科としてのオペレーションの安定化を目指します。
1年を目処に麻酔科としての診療スタイルを確立し、その中で症例数と実績を積むことで、セミナーなど情報の発信を行えるレベルまで専門性を高めたいと思います。

INTERVIEW

山本院長にインタビュー

山本院長

磯崎先生より転職相談をされて、ノアの院長として、どのような感情が出てきましたか?

磯崎先生は当院に就職する前から、より専門的で高度な医療が提供できる獣医師を目指していました。そんな彼が当院に就職を決めてくれた1番の理由は、専門的な獣医師になる前にまずは一次診療(ホームドクター)をきちっと学びたいと考え就職活動をし、いろいろ見学に赴いた病院の中では、当院がもっとも標準的な医療を幅広く扱い、そして、高い水準で実施していると考え、当院へエントリーしてくれました。この気持ちは院長としては非常に嬉しく、また、獣医師としても誇らしく思いました。そして、今回、彼が目指していた専門的な獣医師への第1歩として、高度医療施設での診療に携わることになったのは、さらに嬉しかったです。育てた、と言うと上からかもしれませんが、当院で学んだことを次のステップに繋げることができたのだな、と感慨深かったです。

磯崎先生はどのような獣医師でしたか?

診療能力は高く、飼い主様からの指名も非常に多かったです。信頼されている証だと思います。でも腕に溺れず、経験の無いことは質問をし疑問を解決して、自分の力をつけていける獣医師でした。

今後の教育体制にお変わりはないですか?

彼のような獣医師を輩出できたことから、基本的な教育理念は変わらず進めていきたいと考えています。あくまで当院の目指す「ホームドクター」の理念に基づき、総合診療をより高い水準で可能な獣医師を育てていきたいです。

磯崎先生は今後もノアと関わりをお持ちになられると伺いましたが、そのきっかけは山本先生から打診されたのでしょうか?

その通りです。まずは、退職に伴い懸念していたのは、彼が担当した飼い主様です。今まで診てくれていた先生が不在になることは、当院の「ホームドクター」の理念に反します。そのため、磯崎先生には不定期で当院に外来に来てもらうことを提案し、彼もまた、自分が関わった動物たちのその後を見届けたい、との気持ちから、この件はすぐに話がまとまりました。当院としても、彼が高度医療で学んだことを当院の獣医師にシェアすることもでき、また彼にとっても、予防医療などの一次診療から離れすぎないための機会となり、「互いに学び合える環境」の創出もできました。

磯崎先生にはどんな獣医師になって欲しいと思いますか?

手前味噌ではありますが、当院での経験を踏まえ、非常にスキル溢れる獣医師となり、今後のさらなる成長が楽しみな人材です。高度医療にあぐらをかくことなく、当院で学んだ足元の医療の気持ちを忘れない、懐の深い獣医師になってくれることを期待しています。

これから入社を検討している人に対して、改めてノア動物病院の採用の考え方をお聞かせください。

繰り返しですが、当院は「ホームドクター」を理念に掲げています。ただ、ホームドクターにもいろいろありますが、私は「どの教科も80点とれる獣医師」が、一次診療の理想の獣医師像と考えています。しかし、全教科80点は、実はとても難しいんです。でも、それを求められるのが総合診療であり、これに応えるべく当院には設計思想があります。
それぞれに就職活動をする学生さん、次期キャリアを検討している経験者獣医師にも、自身が考える獣医師像やキャリアがあると思います。それによりマッチングする環境を探すのに、A4の求人票を睨めっこするだけでなく、病院が考えていること、目指しているものをぜひ聞いて探ってみてください。私たちと同じ考えを共有できれば、当院はみなさんの力になれるはずですし、そしてみなさんも当院の力になります。